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これからも「新しい必要」を生み出し、
未来の当たり前を支え続けます。

代表取締役社長 社長執行役員

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高千穂交易は、「創造」を企業理念とする技術商社です。1952年の創業以来、世の中でまだ本来の価値を見出されていなかったモノやサービスに着目し、付加価値をつけて世に送り出すことで「新しい必要」を生み出してきました。たとえば私たちが長年扱っている小売店舗の万引き防止システムは、今でこそ当たり前になりましたが、導入当時は「お客様を疑うなんて」と抵抗を感じる人が多く存在したのです。このような未来のニーズを見出す目利き力、多数のエンジニア系従業員の存在に裏打ちされた技術力、70年以上にわたり築き上げてきた強固な顧客基盤は、私たちの強みであると自負しています。
2024年に新たに策定したパーパス、「技術の⼒と、⼈へのやさしさで、空間に『新しい必要』をつくる。」は、従業員一人ひとりが会社の強みやビジョンなどを見つめ直し、全員で作り上げたものです。不確実な時代においても常に立ち返ることのできる拠り所として、大切にしていきたい言葉になりました。

2025年4月より新中期経営計画期間が開始となり、高千穂交易は2030年を見据えた新たなフェーズに入っています。2030年に私たちが目指すのは、技術革新やデジタル化、国内の労働人口減少、気候変動等によるお客様の課題を解決することで、社会課題を解決し、安心・安全な社会を実現することです。そのために、私たちは「1st Choiceされるソリューションプロバイダー」になって、お客様と共に新しい未来を描き、伴走して価値を創りあげます。
新中期経営計画ではロイヤルカスタマー戦略を推進し、社内の横串連携を強化することで、組織を超えたマルチプロダクト・サービスをお客様に提供します。また、従来の「モノ売り」思考から「事業をデザイン」する思考へと考え方を進化させ、お客様伴走型で新ソリューションを創造することを目指します。

資本戦略においては、資本効率向上を図ることはもちろん先行投資の重要性も認識しており、海外展開をも見据え、事業拡大への貢献が期待できるM&Aを積極的に実施したいと思います。教育費に3年間で2.5億円を投じ、教育体制の見直しや専門人材の強化、社内制度の整備など、人的資本への投資も継続していきます。新中期経営計画を指針とし、社会的責任を果たしながらワクワクするような取り組みで「新しい必要」を生み出し続ける集団。それが、私たちの目指す姿です。

2025年4月1日

高千穂交易株式会社
代表取締役社長 社長執行役員 井出 尊信